助成事業名
ジョンソン・エンド・ジョンソン コミュニティ・ヘルスケア・プログラム
実施団体
ジョンソン・エンド・ジョンソン
募集時期
2024年12月23日(月)~2025年1月31日(金)23:59
関連URL
https://civilfund.org/activity/jciprogram_2025/
お問い合わせ先
ジョンソン・エンド・ジョンソン助成プログラム事務局・協力団体
特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド 担当:山田、駒井
E-mail:JCI_program★civilfund.org(★を@に変更してください)
TEL:03-5623-5055(月曜日~金曜日(祝祭日をのぞく)10:00 ~ 17:00)
目的等
Johonson & Johonson は創業以来、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を目指し、 安全性の高い良質な製品とサービスの提供に、全力で取り組んでいます。公衆衛生への投資を通じて、過去5 年間に世界の 100 万人以上のフロントライン・ヘルスワーカー(以下、「FLHW」とする)を支援し、その先にいる 10 億人以上の人々に手を差し伸べてきました。
超高齢社会を迎える日本では、人口と労働力の減少を背景に、公衆衛生上の多岐にわたる課題が指摘されており、自助努力や共助、ひいては地域支援の仕組みの構築に向けての喫緊の対応が迫られています。また、政府や市場の対応が届かないヘルスケア課題も散在しており、地域でこれらの課題に直面する FLHW による取り組みが求められています。2023 年、特定非営利活動法人市民社会創造ファンドの企画・運営協力を得て、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループが実施した調査では、分断された社会構造において、医療・福祉制度では十分なヘルスケアが届かず困難を抱える人の存在、また、地域で療養する患者等をケアする家族に対しての支援は見過ごされがちであり、大きな負担となっていることがわかりました。それらの地域のヘルスケア課題に気づき、専門的な視点を持ちながらも市民として活動する FLHW が存在しているものの、彼ら自身をサポートするヘルスケアの仕組みも不足していることもわかりました。
これを受けて、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ JAPAN COMMUNITY IMPACT(以下 JCI)では、2024 年、「ジョンソン・エンド・ジョンソン コミュニティ・ヘルスケア・プログラム」を始動し、日本国内の FLHW が関わる 6 団体にモデル事例として助成を行うと共に、団体の意向にあったプロボノ支援を有志社員のチームによって提供しています。2025 年、本プログラムを公募型に切り替え、広く地域社会における FLHW の活動の活力となるようなエンパワメントの仕組みづくりに貢献してまいります。
内容/対象
◆助成対象プロジェクト
本プログラムでは、地域社会のヘルスケアの向上につながる FLHW による取り組みを応援します。
公衆衛生に関する社会全体やコミュニティを対象とした活動、地域住民のヘルスケア支援の実現に向けた活動および FLHW に対する教育やサポート、さらには活動の展開を助けるための調査研究活動も対象とします。
具体的なプロジェクトの例は以下の通りです。
・地域における医療および介護人材不足という課題に取り組み、マルチセクターでの協働を推進し、ソーシャルキャピタルの形成につながる活動
・ 社会構造の変化(単身世帯の増加、働き方の多様化、独居老人の増加など)によって深刻化している孤独感や孤独死、社会的孤立の解消に向けた活動
・ 障がい者の生活の質/QOL の向上、就労支援などの社会参加を促し、当事者やその家族の社会的孤立の解消に向けた活動
・ メンタルヘルス、視覚障がい、身体障害などに対する根強い偏見に向き合い、地域住民の一人ひとりが地域の一員として積極的に参画できる環境の実現に向けた活動
・ 薬物依存やオーバードーズ、ギャンブル依存、メンタルヘルスなど若年層の抱える課題に対応し、社会的および環境的アプローチ、あるいは若年者個人の課題対処を支援する活動
・ 子育てにおいてソーシャルキャピタルが不足している家庭(共働き世帯や母子世帯、祖父母等からの支援が受けにくい世帯など)の孤立を防ぎ、地域全体で子どもの成長を支える環境を整えるための共助の仕組みを構築する活動
・ 医療的ケア児、小児難病患者、長期療養の患児の成長、自己実現や社会参加を促す活動
・ その他、地域のヘルスケアの向上につながる独創的で先駆的な取り組み。

◆助成対象団体
下記の要件を満たした団体に限ります(個人は対象となりません)。
・助成対象となる活動に関わる民間非営利団体(法人格は問わない)
(特定非営利活動法人、一般・公益法人、任意団体。任意団体の場合は会則があること)
・活動の中で FLHW が重要な役割を担っていること
・応募締切日時点で団体設立後 2 年以上の活動実績があること
・団体のホームページや SNS などで活動や団体概要が公開されていること
・助成開始後、報告書の提出や報告会などへの出席に同意すること
*注意・補足事項
助成の対象となるプロジェクトの団体の役員および主たる実務者は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの製品・サービスの使用に影響を与える立場の FLHW、公務員、およびその親族と、実質的なつながりがないこととします。この点については、審査の過程において確認させていただきます。
助成金額
1 件あたり 300 万円程度
今年度の助成総額は、2,000 万円程度を想定しています。
応募方法
関連URLより当該団体のホームページにてご確認ください。
選考方法
応募企画書に基づき、助成事務局および有識者による書類審査を経て助成を決定します。審査にあたり追加資料の提出やヒアリングなどのご協力、また、応募企画の一部修正をお願いする場合があります。
また、JCI において各種業界ルール、社内規程に照らし、固定人権費・事務所経費など助成対象とはできない用途などを確認します。
決定時期
審査の結果は 3 月末までに文書にてお知らせします。
助成事業の実施期間
2025 年 6 月 1 日~2026 年 5 月 31 日(原則、1 年間)
備考
関連URLより当該団体のホームページにてご確認ください。