9月19日(火)に、登米市消防防災センターにて「救急隊員から学ぶ!」身につく応急手当】を開催しました。参加された皆さま、登米市消防本部救急救命士の皆さま、ありがとうございました。
この講座は「救急車が到着するまで」をテーマに、業務中やイベント時でのケガへの応急手当や具合が悪くなった方への手当の仕方を学びました。
止血方法、救急車がすぐに到着しない災害時での骨折への対処、呼吸があるけど意識のない体調不良の人への対処など、身の回りにあるアイテムを使い、実技を交えて講義をしていただきました。
ケガでの止血には、ガーゼの代わりにハンカチで傷口をしっかり押さえ、ネクタイで止血します。
注意点として、再び出血してしまうので、止血してからはハンカチを外さないこと。ハンカチを取り換えたい場合でも、ハンカチを重ねることが大事。
また、頭にけがをされた方へは、髪の毛をかき分けケガの場所を確認して止血する事。
「目や耳をふさぐと不安に感じる方も多い」など、救急隊員ならではの配慮を知ることができました。
その他にも、救急車を呼んだ際には、「いつ苦しそうになった(ケガした)のか」「何をしている時にそうなったのか」「その間の様子はどうなのか」などの様子を、しっかり伝えてもらえると救急隊員は迅速な対応ができるそうです。
更に、救急車を必要とする人の多くは高齢者であることから、ご家族の方には名前、年齢、持病のほか、保険証やお薬手帳の場所を確認をしていてほしいそうです。
受講された皆さんからは、「こんな場合はどう対処すれば?」と多くの質問があり、日常感じていた疑問や不安を少しでも解消できたようでした。
登米市内で救急車を呼んだ場合、到着するまで平均で約8分。救急隊員が到着する間の対処が大事ということはもちろん、急変した時の状況や、病歴などの情報を、救急隊員へ伝えることも重要。
学んだことを職場や家族で共有することで、「もしも」の時に力になると感じました。