5月12日、登米市迫公民館 大会議室にて
とめ市民活動プラザ主催 第1回人材育成講座「筆甫地区に学ぶ!地域づくりの進め方」を開催しました。


講師に、一般社団法人 筆甫地区振興連絡協議会 事務局長 吉澤 武志氏をお迎えしました。


まずはじめに、とめ市民活動プラザからの情報提供として
登米市のこれまでの人口推移と今後の人口予測を紹介し、皆さんで共有。
(国勢調査値と総務省統計局公表値を基に作成)


続いて吉澤氏から、筆甫地区のこれまでの取組みについてご紹介いただき、宮城県内外から注目される筆甫地区の地域づくりについて学びました。


丸森町筆甫地区住民自治組織「筆甫地区振興連絡協議会」は、地区別計画づくり(地域づくり計画)を策定し、震災前まで毎年のように移住者が移り住む「宮城の移住の先進地」として多くの住民が期待を抱いていました。

「東日本大震災が発生し、筆甫地区は福島第一原発事故の影響もあり、住民は地域の未来を描けなくなった。しかし放射能対策で多くを学んだ。」と吉澤さん。

放射能対策。
「自分たちの地域は自分たちでつくる。どんなに大きな課題でも互いに助け合い取組めば必ず活路は開ける。」と。震災と向き合うことで、自治力の芽生えと強化を学んだそうです。

「他人ごとから自分たちでアクションしチャレンジすることで成長する」と地域自治が変わるきっかけを話してくださいました。

また、住民アンケートをおこない、重要度が高く満足度が低い問題にしっかり目を向け取組んでいるそうです。
その他、地域の未来を自分たちでつくるため、外部からの支援・交流等のつながりづくり、再エネ事業(太陽光発電)、ひっぽのお店づくり(買い物弱者対策)など、自分たちの暮らしを自分たちで守り育てるためのチャレンジをし続けています。

「今ここで暮らす住民の幸せを追求する。人口が減っても、これからも筆甫で安心して暮らしたいとという方が多い。事務局や住民が一緒になってやれることはやりたい。」と。

参加された皆さんから、「失敗した事例」「同じ人への協力依頼や負担について」など、多くの質問があり、時間の許す限り丁寧に答えていただきました。

また、この日は筆甫地区の取組みについて(吉澤さんが取材対象ではありましたが…)東北放送の取材がありました。

講座ではテレビカメラも入っており、受講された皆さんの声も取材・撮影していただきました。
少しでも登米市の取組みも放送されるとうれしいですね!!!

放送日は5月17日(木)18時15分、TBC東北放送 Nスタみやぎ内のコーナーで紹介されます。
ぜひこちらの放送もご覧ください。