11月30日(月)、「第4回登米市地域づくりミーティング兼移動市長室」が登米市浅水ふれあいセンターを会場に開催されました。
33名の市内コミュニティ事務局職員が参加し、1部では西野コミュニティ運営協議会が活動事例を発表。2部では熊谷市長にもご参加いただき、6グループにてローテーションしながら市長と事務局職員との意見交換や、他のグループでは設定されているテーマについて意見・情報交換をしました。
●1部 活動事例の発表
2月に開催予定だった「みやぎまちづくり自慢大会2020令和の陣~地域まちづくり組織交流会~」での発表が感染症の影響で中止となったこともあり、今回のミーティング時に、西野コミュニティ運営協議会 千葉和恵さん、首藤直美さんから事例の紹介。
【多世代循環で取り組む地域づくり 米岡夏祭り】
・公民館登録制ボランティアスタッフ「SKET隊(すけっとたい」 (地域在住の中学生以上の方対象)
米岡夏祭り事業の企画・準備・運営等を中心となり担っています
SKET隊に参加する中高生は、「学校でもなく、部活でもなく楽しい。就職しても休みなら手伝いたい。」との声が!
発表した千葉さんは、「地域づくりは人間関係づくり。来館者や事業の参加者にも声がけをしています。日々の積み重ねが大切。」「SKET隊の活動が人材育成につながり、これからのまちづくりの担い手になると思います!」とも話されました。
また、中高生が一生懸命に協力してくれる事業が良い思い出にもなるようにと、説明の中で何度も話されていたのが、事務局である職員も何回も話し合いを重ねているということでした。
●2部 市長との意見交換
よりよい地域づくりへの推進のため、地域が抱える課題や取組みについて、移動市長室を利用し熊谷市長と意見交換。他のグループでもテーマに沿って積極的に意見・情報交換
【意見交換のテーマ】
・地域の抱える課題とそれに対する取組み
・コロナ禍における事業の工夫
・事業協力者を得る工夫
・住民ニーズを把握する方法
・来年度に向けて検討している新規事業
・一人暮らし世帯など地域の要支援者に対する事業展開
地域の課題と対応策を市長へ
(課題↓)
・少子高齢化の影響で買い物の困難、地域の担い手不足
・地域のゴミのポイ捨て問題、野良猫の増加
・外来種の植物セイタカアワダチソウ(背高泡立草)、外来魚ブラックバス、ブルーギル等の繁殖
・コミュニティ組織の高齢化
・デマンドタクシーのメリット・デメリット
・危険個所(ため池等)が多い
・過疎化、観光客の減少
など
他のグループでもアイディアや取組み・意見が多数あがり、今後の事業の進め方や工夫等につながりそうです
最後に熊谷市長より、「それぞれの地域の様々な課題について知ることができ、とても参考になった。今後も地域の皆さんの力をお借りしながらまちづくりに取組みたい。次の機会も楽しみにしています。」と感想を述べられました。
コロナ禍での事業展開は、これまで通りとはいかず難しい面が多々あります。しかし、立ち止まるのではなく、どうすれば進められるかなど、他の地区のアイディアや事例を参考にし、そして住民の皆さんの声を聴きながら取り組んでいただければと思います。 楽しみながら頑張りましょう!